【7月17日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で優勝したドイツ代表の選手が、首都ベルリン(Berlin)で15日に行われた優勝報告会でアルゼンチンをあざけり、国内の新聞がこれをたしなめた。

 声高な愛国心はいまだに大きくタブーとされるドイツの国内紙は、若手選手たちの勝利を祝う「無粋な」ダンスが、ドイツの評判を傷つけたと報じた。

 アルゼンチンとのW杯決勝で決勝点を挙げたマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)を含めた6人の選手は、ブランデンブルク門(Brandenburg Gate)前の特設会場で、数十万人のサポーターを前にスタジアムのスタンドで目にするようなあざけりの動きを見せた。

 6人は、「ガウチョ(アルゼンチン人)はこうやって歩く、こうやって歩く」と歌いながら腰をかがめると、今度はジャンプして「ドイツ人はこうやって歩く、こうやって歩く」と歌いながら、ステージ上で気取った歩き方を見せた。

 ガウチョとは南米の「カウボーイ」と同意義の言葉とされてる。