―ルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)対トニ・クロース(Toni Kroos

 バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の元チームメートである両選手は、フィジカルが強いブラジルと、ボールの保持に長けたドイツを象徴するような存在だ。

 グスタヴォは、累積警告のため準々決勝のコロンビア戦に出場することができなかったが、準決勝では再び戦列に復帰し、フェルナンジーニョ(Fernandinho)とパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')がハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)に対して行ったように、クロースの調子を狂わせたいと考えている。

 ドイツ代表の主将を務めるフィリップ・ラーム(Philipp Lahm)が、準々決勝のフランス戦で本職の右サイドバックに復帰したことで、クロースも中盤の要としてバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)やメスト・エジル(Mesut Ozil)と攻撃に参加できるようになる。

 グスタヴォが注意しなければならないのは、クロースが起点となるセットプレーだろう。ドイツは、クロースのFKからマッツ・フンメルス(Mats Hummels)が頭で合わせ、4強入りを果たす貴重な1得点を挙げている。