■チリ戦で負傷したネイマール「僕は平気」

 ネイマールはチリ戦で膝と太ももを負傷していたが、会見前に行われた練習では軽快な動きをみせており、本人も回復したと明言している。

 練習を終えたネイマールは報道陣に対し、「僕は平気さ。安心しなよ」と話した。この日、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が率いるブラジルは、コロンビア戦に向けて複数の布陣を試している。

 カステラン・スタジアム(Castelao stadium)での試合に向け、スコラーリ監督が行う先発メンバーの変更は1つ、出場停止のルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)に代えてパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')を入れるのみだと予想されている。

 しかし、スコラーリ監督は練習で3-5-2の布陣も試し、そこではFWのフレッジ(Fred)に代わってDFのエンリケ・アドリアーノ・ブス(Henrique Adriano Buss)が、さらに右サイドにはダニエウ・アウベス(Daniel Alves)ではなくダグラス・マイコン(Douglas Maicon)が入った。

 ブラジルがコロンビア戦にこの布陣で戦う可能性はまずないが、ネイマールはどんな戦術変更にも対応する準備はできていると強調した。

「どんなフォーメーションでも僕は合わせられる。僕たちには素晴らしい指揮官がいて、チームがどんな方法でプレーするかを決めるのは監督の仕事だ。センターフォワードがいてもいなくても、サッカーをすることに変わりはない」

 この日の練習では、レアル・マドリード(Real Madrid)のマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が早退しているが、ブラジル代表の関係者はマルセロの状態に問題はなく、すべてのメンバーがこの日の午後、フォルタレーザ(Fortaleza)に向けて発つと語った。(c)AFP