【6月30日 AFP】海上保安庁によると、日中間で領有権をめぐる緊張が続く東シナ海(East China Sea)尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)沖の日本の領海に30日、中国海警局の船2隻が侵入した。

 中国の公船2隻は同日午前10時30分ごろ、尖閣諸島冲の日本領海を航行していた。2012年9月に日本政府が尖閣諸島を国有化して以降、中国船や中国機はたびたび尖閣諸島に接近し、海上保安庁の警備隊といたちごっこを繰り返している。

 尖閣諸島周辺の上空で中国側が挑発的な行動をとっているとして日本側が非難する事態は、ここ3週間で2回目。今月初めには東シナ海の上空で中国軍機と自衛隊機の異常接近が発生、日本側が中国大使を呼び出し、両国間で非難の応酬が起きた。(c)AFP