【6月26日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は26日、ウルグアイ代表のルイス・スアレス(Luis Suarez)に対し、9試合の出場停止処分と、4か月間すべてのサッカー活動を禁止すると発表した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループDの試合で、スアレスはイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみついたことできわめて重大な処分を受けることになり、大会から追放されることになった。

 27歳のスアレスは、世界で最も優れたサッカー選手の一人に挙げられているが、相手にかみついて出場停止処分を受けるのは今回が3度目となる。

 FIFAのデリア・フィッシャー(Delia Fischer)広報は、「そのような行為は許容されるべきではない。W杯という大舞台であればなおさらだ」とコメントし、同処分が即刻適用され、スアレスは29日に行われる決勝トーナメント1回戦のコロンビア戦から出場できないことを明らかにした。

 スアレスに科された4か月間のサッカー活動禁止処分では、スタジアムの入場すら許されていない。

 スアレスにはまた、10万スイスフラン(約1100万円)の罰金処分が言い渡されている。(c)AFP