【6月26日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場しているロシア代表のファビオ・カペッロ(Fabio Capello)監督は、代表23人全員が国内リーグにとどまることは、同国のサッカー界の妨げになることだと考えている。

 カペッロ監督率いるロシアは、26日に行われるグループHのアルジェリア戦に勝利し、旧ソビエト連邦の崩壊後としては初のベスト16入りを目指しているが、これまで韓国とベルギーとの対戦を終え、勝ち点はわずか1となっている。

 かつてイングランド代表の指揮を執ったカペッロ監督は、「海外でプレーすることは、選手全員が成長し能力を高めるのに役立つ」と述べた。

「われわれは、ロシアが12年間W杯から遠ざかっていたことを、肝に銘じておかなければならない。同じ選手権ばかりで戦っていたら、向上するのは非常に難しい」

 しかし、カペッロ監督は自身が指揮官を務めるロシアの成績を評価し、4年後のロシア大会(2018 World Cup)に向けて、チームが徐々に形になりつつあると主張した。

「今大会に出場できたことはプラスになる。12年ぶりにW杯の舞台に戻ってきたことは、大きな前進だ」

「一晩ですべてを成し遂げることは不可能であり、あらゆる計画が必要だ。ブラジルに来られたことは、自分たちのレベルを理解する上で大きな飛躍だ。そして、2018年までに何が必要なのかを知ることにもつながった」

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