【6月26日 AFP】キューバ野球連盟(Federacion Cubana de BeisbolFCB)のイヒニオ・ベレス(Higinio Velez)会長は25日、亡命を図ったとして6人の選手を同国代表から外すことを明かした。

 キューバでは亡命に関するニュースが相次いでおり、数日前には、現在最も実力のある若手スラッガーの1人であるヤスマニー・トマス(Yasmani Tomas)外野手が亡命していた。家族に近い情報筋によると、行き先はドミニカ共和国とみられる。

 ベレス会長は、7月末にキューバで行われる米国大学選抜との試合に向け43人の代表選手を発表したが、「数名の選手については、不法に国外への逃亡を図ったため、欠場させることになる」と述べた。

 欠場する選手として6人の名前が発表されているが、事実関係や状況などは明らかにされていない。

 キューバでは、2013年1月に海外旅行に関する規制が緩和されたことにより、亡命者の数が減少することが期待されていた。

 また、同国ではスポーツ選手とコーチの賃金が引き上げられたばかりだった。(c)AFP