【2月14日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が、3月にパナマでマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)とのオープン戦を行うことが分かった。同国でヤンキースが試合を行うのは67年ぶり。

「レジェンド・シリーズ」と名付けられたこの試合は、昨年ヤンキースを退団し現役を退いたメジャーを代表するクローザーのマリアーノ・リベラ(Mariano Rivera)氏の功績をたたえるもので、同氏の出身地であるパナマ市(Panama City)にあるロッド・カルー・スタジアム(Rod Carew Stadium)で、3月15日と16日の2日間にかけて行われる。

 鋼の精神力を持つクローザーとして知られたリベラ氏は、主催者の1人としてこの企画に参加。スタジアムの外ではチャリティーイベントが催される予定となっている。リベラ氏は次のように喜びを表現した。

「パナマでヤンキースが試合をすることが長年の夢だった」

「私はプエルト・カイミト(Puerto Caimito)で育ち、野球に情熱を傾け、後にヤンキースへと導く旅路を歩み始めた」

「この歴史的試合が若いプレーヤーたちを刺激し、夢をかなえる手助けになればうれしい。夢のような企画を実現してくれたMLB、MLB選手会(MLB Players Association)、ヤンキース、そしてマーリンズに感謝している」

 前回パナマで行われた大リーグの試合は1947年のヤンキース対ブルックリン・ドジャース(Brooklyn Dodgers)のオープン戦で、当時はキューバ、プエルトリコ、そしてベネズエラにも遠征を行った。(c)AFP