「かみつき」スアレスがSNSで話題、被害者ホリフィールド氏も参戦
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【6月25日 AFP】サッカーウルグアイ代表のルイス・スアレス(Luis Suarez)による、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でのかみつき疑惑がツイッター(Twitter)上で話題となり、口輪をはめたスアレスの合成写真から、かみつき被害の実体験を持つボクシング界のレジェンド、イベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)氏のコメントまで、さまざまな反響を呼んでいる。
ウルグアイは、24日のイタリア戦に1-0で勝利し決勝トーナメント進出を懸けた直接対決を制したが、スアレスがイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)の肩にかみついたとされる疑惑は、試合に暗い影を落としている。
ホリフィールド氏は、「食いたければ、俺の体のどこでもどうぞ」と書き込んでおり、1997年のヘビー級タイトルマッチでは、マイク・タイソン(Mike Tyson)氏に耳をかみちぎられた経験がある。
現在はイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属し、すでにオランダとイングランドで1度ずつかみつき行為による出場停止処分を受けているスアレスについて、他のユーザーも合成写真を投稿している。
ある写真でスアレスは、アンソニー・ホプキンス(Anthony Hopkins)演じる『羊たちの沈黙(Silence of the Lambs)』の連続猟奇殺人犯で、食人趣味のあるハンニバル・レクター(Hannibal Lecter)博士が、作中ではめていたような拘束マスクを付けている。
映画を題材にした投稿では、懐かしい『ジョーズ(Jaws)』のポスターのサメの部分をスアレスに置き換え、「誰かスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)を呼んできて」とコメントが添えられたものもあった。
スアレスに犬の首輪を付けた写真もあれば、吸血鬼の牙を足した写真も数多く投稿されており、さらにはゾンビパニックを描いたTVシリーズ『ウォーキング・デッド(Walking Dead)』のキャストの顔をスアレスに置き換えたものまである。
この事件は、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)のウェブサイトでトップ記事として扱われ、米ニュースサイトのハフィントン・ポスト(Huffington Post)の英国版では「スアレスと青のチームのかみきれない関係」という見出しがつけられた。(c)AFP