読み聞かせは乳児期から始めるべき、米小児科学会
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■読み聞かせは赤ちゃんにも有効
忙しくて時間が取れないことが常態化した障害となっている上に、小児科医の中からは、テレビからスマートフォンやタブレットまでの映像技術の使用が広く普及したことも、読書時間が削られる原因になっているかもしれないと懸念する声が上がっている。
AAPは以前より、2歳未満の幼児には可能な限りモニター画面を見せないようにするべきで、人間やおもちゃとの遊びのような、体系化されていない相互作用的な遊びを通してなされる学習が最も効果的と指摘してきた。
AAPの特別研究員で、米ノーザンウェストチェスター病院(Northern Westchester Hospital)小児科科長のピーター・リシェル(Peter Richel)氏によると、興味がないように見える乳児でも、読書から恩恵が得られるという。
リシェル氏は「脳を刺激してより大きな発達を促すことができる」と述べている。
「単語認識が早まったり、語句・文章の形成や歌を歌うことが早まったりするのを実際に目にしている。こうした現象が認められるのは常に、日常的に読み聞かせを受けている子どもだ」(c)AFP/Kerry SHERIDAN