【6月24日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は23日、サンパウロ(Sao Paulo)でグループBの試合が行われ、オランダは2-0でチリを下し、グループ首位の座を確定させた。

 途中出場のレロイ・フェル(Leroy Fer)とメンフィス・デパイ(Memphis Depay)が得点したオランダは、同日カメルーンとの試合を控えるグループAのブラジルとの決勝トーナメント1回戦での対戦を回避する見込みとなっている。オランダとチリは、この試合を前にそれぞれ同グループに入った王者スペインとオーストラリアを下して、すでに16強入りを決めていた。

 活力に欠けた前半、オランダはアリエン・ロッベン(Arjen Robben)がハーフラインからドリブルでボールを運び、チリのディフェンスを切り裂きシュートを放ったものの、これは枠を外れた。

 後半に入っても、これまで3得点を挙げているロッベンはさらなるゴールを狙おうと再びドリブル突破からシュートを狙ったものの、低いシュートはチリのGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)に防がれた。

 オランダは、その後途中投入されたデパイがオランダのプレーにスピード感を与えた。すると、デパイのシュートがクリアされて得たCKの流れから、後半32分にフェルがこの日のファーストタッチでヘディングシュートを決めた。

 さらにオランダは試合終了間際、ロッベンのクロスボールにファーへ飛び込んだデパイがスライディングで合わせ、勝利を確定させるゴールを決めた。(c)AFP