【6月14日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は13日、サルバドール(Salvador)でグループBの試合が行われ、オランダが5-1で前回大会王者スペインに大勝した。

 ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)とアリエン・ロッベン(Arjen Robben)の活躍でスペインを粉砕したオランダは、0-1で敗れた南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝のリベンジを果たした。

 前回大会の王者が初戦を落とすのは、2002年の日韓大会でフランスがセネガルに敗れて以来だが、現世界王者がここまで完膚なきまでに打ちのめされたのは過去に例がない。

 キャプテンのファン・ペルシーが2得点に加え、好機を演出するなどマン・オブ・ザ・マッチの活躍でチームをけん引したオランダは、前回大会の決勝で2度の決定機を逃したロッベンもスペインをスピードで切り裂いて2得点を記録し、ステファン・デ・フライ(Stefan De Vrij)も得点を挙げた。

 前半にペナルティーエリア内でデ・フレイとの接触でジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が転倒して得たPKをシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)が決めて先制したスペインだったが、5失点を喫して過去半世紀で最悪の結果に終わった。(c)AFP