【6月20日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2014)は19日、米ノースカロライナ(North Carolina)州パインハースト(Pinehurst)のパインハースト・リゾート・アンド・カントリークラブ(Pinehurst Resort & Country Club)で開幕し、11歳のルーシー・リー(Lucy Li、米国)は、8オーバーでホールアウトした。

 史上最年少となる10歳で全米女子オープンの出場権を獲得したリーは、左手にアイスクリームを誇らしげに持ちながら、高い気温のなかで臨んだパインハーストの難コースについて報道陣の質問に答えていた。

 リーは、「全米オープンでプレーできて、とても楽しかったです。今日は苦戦しましたが、素晴らしい経験でした」と語っている。

「プレーには満足しています。8オーバーは悪くありません。でも3ホールで7オーバー、15ホールで1オーバーですから、とにかく大きくスコアを落とさないようにする必要があります」

 リーは、4月に行われた第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)の練習ラウンド前日に、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で初開催された「ドライブ、チップ・アンド・パット選手権(Drive, Chip and Putt Championship)」の10-11歳部門で優勝した。

 香港出身の両親を持つリーは、赤、白、青のウエアを着用してラウンドに臨み、亀の甲羅のようなパインーハーストのグリーンに挑んだ。このコースでは2週連続でメジャー大会が開催され、前週行われた第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)では、マルティン・カイマー(Martin Kaymer、ドイツ)が優勝した。

 リーは、「多くを学びました。忍耐が必要だということを実感しましたし、1打ずつ大切にして、スコアを大きく落とさないようにします」と話している。

「ショートホールでも、正しい位置にボールを打てなければ、簡単にダブルボギーをたたきかねません」