【4月28日 AFP】女子ゴルフ、スウィンギングスカート・LPGAクラシック(Swinging Skirts LPGA Classic 2014)は27日、米カリフォルニア(California)州デーリーシティ(Daly City)のレイク・マーセッド・ゴルフクラブ(Lake Merced Golf Club)で最終日が行われ、ニュージーランドのリディア・コー(Lydia Ko)が、通算12アンダーでプロ転向後では初となるLPGAツアーでの優勝を飾った。

 17歳の誕生日を迎えてから3日、韓国生まれで現在はニュージーランド国籍のコーは、最終日でスコアを3ストローク伸ばし、賞金総額180万ドル(約1億8000万円)の同大会で、初代女王の座を射止めた。

 優勝賞金27万ドル(約2700万円)を獲得し、24日に米タイム(Time)誌でゴルフ選手として唯一「世界で最も影響力ある100人」に選出されたコーは、人生の大きな節目となる一週間を過ごしている。

 これでコーは、28日に現在の世界ランク4位から、2位に浮上することが決まっている。

 コーは、13番とパー5の14番で連続バーディーを奪い、この時点でスコアを通算11アンダーとした。米国のステーシー・ルイス(Stacy Lewis)が16番でバーディーを記録すると、韓国のジェニー・シン(Jenny Shin)も17番でバーディーを沈め、最終ホールでは1打差の2人がコーを追う展開になった。

 パー5の最終18番をイーブンとしたシンは3位でホールアウトし、バーディーパットを決めたルイスはスコアを1打伸ばすが、最後はコーもバーディーを奪い、世界ランク20位以内の選手18人が出場したこの大会で優勝を飾った。

 それでもコーは、「ずっと厳しい戦いが続いていた」と大会を振り返る。

「ある時点では私が2打差をつけていたのに、次の瞬間にはステーシーがバーディーを決めて、ジェニーもバーディーを奪った。18番ホールで拍手喝采が聞こえたから、私もピンに近づけて、バーディーチャンスを獲得しなければならないと思った」

 世界ランク1位の朴仁妃(Inbee Park、パク・インビ、韓国)は、通算6アンダーで中国の馮珊珊(Shanshan Feng、フォン・シャンシャン)、デンマークのライン・ベデル・ハンセン(Line Vedel)と並ぶ4位タイに入った。(c)AFP