スペインがブラジルでつまずいた5つの理由
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■適応の失敗
総合的に見て、大きな成功を収めてきたスタイルを過度に信頼し続けたことも痛かった。
スペイン代表のプレースタイルは、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督の下で数々のタイトルを獲得したFCバルセロナ(FC Barcelona)が基盤になっているが、バルセロナはこのところ凋落の傾向にある。
グアルディオラ監督が現在率いるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)も、レアル・マドリード(Real Madrid)と対戦した今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)準決勝で、相手のスピードとパワーにずたずたにされており、「ティキ・タカ」時代の終わりが近いことを感じさせた。
この日のスペインも、チリのスピードとプレスに慌ててパスミスを連発し、これまでチームの強みだったボール保持もままならなかった。