【6月18日 AFP】ウクライナ当局によると、同国北東部ポルタワ(Poltava)州で17日、天然ガスを供給するための主要なパイプラインが爆発・炎上した。ロシアから欧州各国へのガス供給に影響はないとみられる。また地元警察当局によると、負傷者の報告はないという。

 ウクライナのアルセン・アバコフ(Arsen Avakov)内相は爆発から間もなく発表した声明で、「テロ行為」の可能性も視野に捜査を行うと表明。「パイプラインの破壊は…ガス産業におけるパートナーとしてのウクライナの信用を落とすための、ロシアの新たな試み」だと述べ、ロシアの「破壊工作」との見方を示した。

 緊急事態当局によると、パイプラインの継ぎ目の1か所でパイプが破裂したか、圧力が低下したことが爆発の原因とみられている。

 ウクライナの国営天然ガス輸送企業、ウクルトランスガス(Ukrtransgaz)によると、ロシアから欧州へのガス供給にはこれまでのところ、影響は出ていない。

 ウレンゴイ(Urengoi)からポマリー(Pomary)、ウシュゴロド(Uzhgorod)までをつなぐ総延長4500キロのパイプラインは、「トランス・シベリア・パイプライン(Trans-Siberian Pipeline)」とも呼ばれ、ロシアのガス田とウクライナ西部、ロシア産の天然ガスを購入する中・西欧の各地をつないでいる。

 パイプラインのうち、ロシア国内に敷設されている部分は同国の国営エネルギー大手ガスプロム(Gazprom)が、ウクライナではウクルトランスガスがそれぞれ運営している。(c)AFP