【6月15日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は14日、マナウス(Manaus)でグループDの試合が行われ、イタリアが2-1でイングランドに勝利した。

 厳しい暑さのアレーナ・アマゾニア(Arena da Amazonia)で行われた試合の後半5分、ACミラン(AC Milan)に所属するイタリアのマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が頭で合わせ、マンチェスター・シティ(Manchester City)の元チームメートであるジョー・ハート(Joe Hart)の脇を抜ける決勝点を挙げている。

 イタリアは前半35分、ショートコーナーからつながったパスをクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)がエリア外で受けると、イングランドの守備をかわし、低めのミドルシュートで先制する。

 イングランドは、カウンターアタックですぐさま反撃に出る。ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)のパスからウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が左サイドからクロスを上げると、これに反応したダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)がネットを揺らした。しかし、イングランドはこの後に追加点を挙げることはできなかった。

 クラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督率いるイタリア代表は、グループリーグ突破に向けて大きく前進している。

 この日、イタリアにとって唯一の誤算は、足首をひねったGKのジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が欠場を強いられたことだった。

 イングランドは、19日にサンパウロ(Sao Paulo)でウルグアイと対戦することになり、ここで負けたチームはグループリーグで敗退することがほぼ確実になる。(c)AFP/Tom WILLIAMS