■「人民のヒーロー」とつながり?

 警察は、「人民のヒーロー」を自称し今年に米連邦当局と対立したネバダ(Nevada)州の牧場経営者、クライブン・バンディ(Cliven Bundy)氏と両容疑者とのつながりについても調べている。

 バンディ氏はこの20年間、米内務省の土地管理局(Bureau of Land Management)が管理する土地に放牧していたが、放牧料の支払いを拒否していた。

 数年にわたった訴訟を経て、連邦当局が今年4月にバンディ氏が所有する畜牛の押収に着手したところ、同氏を支援する右派の武装市民集団(ミリシア)が自然発生的に組織され、当局側とにらみ合いになった。ジェラド容疑者は自身のフェイスブック(Facebook)ページで、この対立が起こった時にバンディ氏の牧場にいたと書き込んでいた。

 バンディ氏は連邦当局に勝利したと宣言し、毎日記者会見を開いて銃規制や「大きな政府」に反対する姿勢を表明していたが、聞いた人が目をむくような強烈な人種差別的発言が飛び出したことを機に、多くの人が雪崩を打って離れていった。