W杯公式球「ブラズーカ」を作るパキスタンの女性作業員たち
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■ブラズーカの厳しい品質管理
大会公式スポンサーの独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)は、当初予定の中国の製造業者が条件を満たしていないことが判明し、急きょフォワードスポーツに製造を依頼した。
フォワードスポーツは1か月以内に必要な設備を全て揃えたという。「われわれにとっては名誉の問題だった。ぜひやりたかったのだ」と、重役の1人はAFPに語った。
ブラズーカの品質管理はドイツから運び込んだ精密機械で行っている。ある機械は、ボールを回しながらカーブ型アームでボールの4500か所を測定し、それを3DCG化して正確な球体かどうかを確認する。
他にはボールの弾みや水やカビへの耐性を検査する機器、ボール表面のてかりを確認する機器などがある。ボールの耐久性は厳しく検査され、特製の機械がブラズーカを金属板に向かって発射し、時速50キロで3500回の衝撃に耐えうるかを調べている。
■ジャブラニの反省受けて設計されたブラズーカ
ブラズーカは、W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の公式球ジャブラニ(Jabulani)の不規則で予測不能な動きが非難されたことを受けて設計された。
ジャブラニについて研究者らは、ボールがあまりになめらかで完璧に球体だったために、直進することができず、空中で突然減速する場合もあったと結論づけた。
アディダスは2年半かけて新たなボールを設計し、10か国の30チームの600選手によるテストを行った。縫い目やざらつきのある表面により空気抵抗が生まれ、ブラズーカは32枚のパネルを使った伝統的なサッカーボールと同様の軌道を描くことが見込まれている。(c)AFP/Damon WAKE