【6月5日 AFP】米ニューヨーク(New York)・マンハッタン(Manhattan)検察局は4日、ハーレム(Harlem)地区西部で数年前から縄張り争いを続けていた3つのストリートギャングのメンバー103人を、殺人や発砲などの容疑で起訴したと発表した。

 サイラス・バンス(Cyrus Vance)首席検事によると、容疑は殺人2件、発砲19件、火器使用50件で、捜査は4年半に及んだという。容疑者の大半は4日、身柄を拘束された。

 バンス検事は、「マンハッタンビル(Manhattanville)からグラントハウジズ(Grant Houses)にかけての地域では、死者を出す危険な抗争が数十年前から続いてきた」「この4年ほどは流血の縄張り争いに激化し、暴力のための暴力ともいえる状態になっていた」と述べた。

 当局によると、ストリートギャングたちは10~14歳の子どもも仲間に引き入れ、暴力的な犯罪に加担させていたという。(c)AFP