リッチャーさんの場合は、まだ助けを求める心の準備が出来ていなかった段階で、薬物治療を受けるか、さもなければ家を出て行くかとの最後通告を両親から受けた。

 その結果、リッチャーさんは苦痛に満ちた2週間の断薬期間を経て、リハビリ治療を6か月間受けた。その中で、ドラッグを求めるようになった原因を追究した。

 リッチャーさんは今、「もう6年間、薬物には全く手をだしていない」とAFPに語る。

 リッチャーさんは自分がやりたい仕事、生きる目的を見つけた。リハビリ施設に入所する人々の支援だ。

 それでもリッチャーさんは、どうすれば裕福な家庭の若者たちがヘロインに手を出すことを防げるのかは分からないと語る。

「私は、ここに座ったまま、こうすれば子どもたちが薬物に手をださないようにできる、と言うことはできません」「でも私たちは、解決法があるということを示すことはできる。出口はあるんです」

(c)AFP/Kerry SHERIDAN