アトレティコとレアルのマドリードダービー、名勝負の歴史を振り返る
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■アトレティコ・マドリード 1-4 レアル・マドリード:スペイン1部リーグ(2012年4月10日)
ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるFCバルセロナ(FC Barcelona)のリーグ4連覇を阻み、優勝をつかむには勝利が不可欠という状況で迎えたアウェーのマドリードダービーで、レアルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がハットトリックの活躍をみせ、ほしかった勝利を手にした。
試合は最終スコアが示すほど簡単なものではなく、アトレティコのラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)が得点した後半10分の時点では1-1の同点だった。
しかしレアルはその後、ロナウドが鋭く落ちるミドルシュートを決めて再びリードを手にすると、さらにPKを成功させてハットトリックを達成し、後半ロスタイムにはホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)がチーム4得点目を決めてアトレティコを突き放した。
■レアル・マドリード 1-2 アトレティコ・マドリード:スペイン国王杯決勝(2013年5月17日)
2012年4月に本拠地ビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)で喫した敗戦は、アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督にとって、指揮官として初めて戦ったマドリードダービーだった。
そして、シメオネ監督のチーム改革はその1年後に結実し、アトレティコはこの国王杯決勝で約14年ぶりにレアルから勝利を収めた。
試合はロナウドがヘディングシュートを決めてレアルが先制し、アトレティコはまたしても追う展開を強いられた。
しかし、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)のゴールで同点に追いついたアトレティコは、迎えた延長前半、コケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')のクロスをミランダ(Joao Miranda de Souza Filho)が頭で合わせて勝ち越しに成功し、シメオネ監督が就任してから1年半で3個目となるタイトルを獲得した。(c)AFP/Kieran CANNING