【5月21日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)は20日、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)戦に先発登板し、6回を投げ8安打4失点(自責3)で敗戦投手となった。2012年8月から続いていた田中のレギュラーシーズンでの連勝記録は、34で途切れた。試合は6-1でカブスが勝利した。

 これまで田中の登板する試合では安心しきっていたヤンキースだったが、やはり田中も生身の人間だった。

 ここまで6勝0敗とヤンキースのルーキー投手としては史上最高の成績を収めていたが、初黒星。田中は雨の敵地リグレー・フィールド(Wrigley Field)で苦しみ、味方打線の援護も1点にとどまった。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は、「時折、かなりの雨が降っていた。それでも悪い投球ではなかった。多少滑りはしていたけれどね」とコメントした。

 田中は、2012年8月に行われたプロ野球の西武ライオンズ(Seibu Lions)戦で敗れて以来、先発登板試合無敗記録を42試合に伸ばし、34連勝を挙げていた。

 これがメジャー移籍後2度目のカブス戦となった田中は、前回4月16日の対戦では8回を投げ10三振を奪い、無失点で勝ち投手となっていた。しかし、この日のカブス打線は3回と4回に1点ずつを挙げ、完封を逃れた。

 7回からマウンドを譲った田中は7三振を奪い、今季の通算奪三振数を73に伸ばしている。(c)AFP