■ナダルからリードを奪うもけがに泣いた錦織

 世界ランキングで初めてのトップ10入りが確定した錦織は、第2セットを4-2でリードした場面と第9ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取り、腰の治療を受けてコートに戻った。

 しかし、アジア出身選手のなかで世界ランクトップに立つ錦織の体は悲鳴を上げ、プレーの続行がほとんど不可能になっていた。

 そして、第3セットに臨んだ錦織は、3ゲーム終了後に棄権を申し出た。

 錦織は、「今日のことは本当に残念です。自分にとって初めてのマスターズ1000シリーズ決勝で、プレーすることを本当に楽しみにしていました」と語った。

「痛みを抱えながら懸命に戦いましたが、今日のラファエルは強すぎました」

 錦織は、35分で第1セットを制する驚きの立ち上がりをみせたあと、第2セットもいきなりサービスブレークに成功したが、やがて体が思い通りに動かなくなった。

 これで錦織との対戦成績を7勝0敗としたナダルは、連覇が懸かるイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2014)に出場したあと、これまで通算8度の優勝を誇る全仏オープンテニス(French Open 2014)に臨む。

 ナダルは、「状態は本来の調子だ。フィジカルは非常にいいと感じている」とコメントした。

「フィジカルは、1年前と比べてもどんどん良くなっている。このことが最も重要だ」

(c)AFP