【5月8日 AFP】サッカー韓国代表の洪明甫(Myungbo Hong、ホン・ミョンボ)監督は8日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)に出場する代表メンバーを発表した。

 現在、アーセナル(Arsenal)からワトフォード(Watford FC)にレンタル移籍中で、招集が危ぶまれていた朴主永(Chu-Young Park、パク・チュヨン)も代表に復帰し、欧州でプレーする9選手と共に23人のメンバーに名を連ねた。

 28歳の朴主永ら5人が、ベスト16入りした2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)に引き続きメンバー入りを果たしている。また、32歳の郭泰輝(Tae-Hwi Kwak、カク・テヒ)は、30歳以上の選手としては唯一、選出されている。

 朴主永に加えて、攻撃陣ではバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)の孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)とマインツ05(Mainz 05)の具滋哲(Ja-Cheol Koo、ク・ジャチョル)が選ばれたほか、サンダーランド(Sunderland AFC)の奇誠庸(Sung-Yueng Ki、キ・ソンヨン)、カーディフ・シティ(Cardiff City)の金甫炅(Bo-Kyung Kim、キム・ボギョン)、ボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)の李菁龍(Chung-Yong Lee、イ・チョンヨン)も選出された。

 国内組で選ばれたのは6人のみで、昨季の韓国・Kリーグ年間最優秀選手(MVP)に選ばれた蔚山現代(Ulsan Hyundai)の金信旭(Shin-Wook Kim、キム・シヌク)、2012年にアジア年間最優秀男子選手に選ばれた李根鎬(Keun-Ho Lee、イ・グノ)らが代表入りしている。

 洪明甫監督は、「若いチームだが、経験が不足している選手ではない」と述べ、「全員が厳しいリーグで戦っている。W杯に臨む韓国史上最強のチームとは言えないかもしれないが、結束して懸命に励むことは断言できる」とつけ加えた。

 代表から漏れた主な選手は、足の負傷で戦列を離れているマインツの朴柱昊(Joo-Ho Park、パク・チュホ)だけとなった。