【5月4日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは3日、第37節の試合が各地で行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が3-2でエバートン(Everton)を下した。

 シティはエディン・ジェコ(Edin Dzeko)の2得点を挙げる活躍で逆転勝利を収め、プレミアリーグ制覇に前進した。

 マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督が率いるシティは、5日にクリスタルパレス(Crystal Palace)との試合を控えるリバプール(Liverpool FC)に勝ち点で並ぶと、得失点差で首位に立った。

 3位チェルシー(Chelsea)がノリッジ・シティ(Norwich City)と対戦する4日には、シティが首位から陥落する可能性もあるが、7日に行われるアストン・ビラ(Aston Villa)戦に勝利すれば、首位を維持したまま最終節を迎えることができる。

 ビラとの試合から数日後に、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)でウェストハム(West Ham)と最終節を戦うシティにとって、敵地グディソン・パーク(Goodison Park)での今回の一戦が最大のハードルとなった。

 前半11分にエバートンは若手のロス・バークリー(Ross Barkley)が見事な先制点ゴールを決めると、シティはセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)の得点ですぐさま同点に追いついたものの、アグエロは前半30分を前に負傷交代を余儀なくされた。

 前半終了間際にジェコが頭で合わせて勝ち越しに成功したシティは、後半開始直後にもジェコのシュートで3得点目を奪い、エバートンのロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)にダイビングヘッドで1点差に詰め寄られながらも、このまま逃げ切った。

 チームが圧勝を収めるまでとはいかず、アグエロの状態が気になるところではあるが、リバプールを得失点差9で離すシティは、今季のリーグ戦残り2試合に勝利すれば、最近3年間で2度目のリーグ優勝が決定する。(c)AFP/Graham CHASE