【4月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のルイス・スアレス(Luis Suarez)が27日、イングランド・プロサッカー選手協会(Professional Footballer's AssociationPFA)の年間最優秀選手に選出された。

 昨年のこの時期にスアレスは、チェルシー(Chelsea)のブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(Branislav Ivanovic)にかみつき、10試合の出場停止を科されていた。

 しかし、今季のスアレスはタイトルを争うリバプールをけん引し、同リーグで戦う選手達から傑出した選手と評価された。

 ロンドン(London)のグロヴナー・ハウス・ホテル(Grosvenor House Hotel)で行なわれた授賞式に出席したスアレスだが、同日に敵地アンフィールド(Anfield)で行われたチェルシー戦に0-2で敗れ、名称が「プレミアリーグ」に変更されてから初めてとなる、リバプールのリーグ制覇には暗雲が立ちこめている。

 27歳のスアレスは、イヴァノヴィッチへかみついたことによる処分で開幕直後の数試合を欠場したものの、今季出場したリーグ戦31試合で30得点を挙げる活躍をみせた。

 リバプールのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督が、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)に出場できるチームに移籍したいとする自身の願望を不当に阻止したとして、一時はリバプールからの退団の意思を明確にしていたスアレスだが、受賞について「プレミアリーグは素晴らしい選手の集まりなので、ピッチでの自分のプレーを評価してもらえるのは最高の名誉です」と話している。