レアル・マドリード、バイエルンに完勝で12年ぶり決勝進出 欧州CL
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【4月30日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は29日、準決勝第2戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-0でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を下し、2戦合計スコア5-0で12年ぶりの決勝進出を決めた。
一方でジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるバイエルンは、欧州の舞台ではホーム戦で最悪となる大敗を喫し、ここ5シーズンで4度目となる決勝進出の夢は打ち砕かれた。バイエルンは欧州大会ではホームで2点差以上の差を付けられたことはなかった。
レアルはこれで、「ラ・デシマ(10度目の欧州タイトル獲得)」まであと1勝となった。レアルは5月24日にリスボン(Lisbon)で、同都市のライバルであるアトレティコ・マドリード(Atletico Madrid)とジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるチェルシー(Chelsea)の勝者と対戦する。
レアルは、CBのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のヘディングシュート2発で、早々にバイエルンのチャンピオンズリーグ史上初となる連覇の希望を消し去った。
その後、「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」受賞者のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がハーフタイム前に得点を決めて3-0とすると、試合終了間際にはFKから今季公式戦通算49得点目を決めた。
ロナウドはこれで、今季のチャンピオンズリーグでの得点を16に伸ばし、1大会での最多得点記録を更新した。これまではFCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)、元ACミラン(AC Milan)のジョゼ ・アルタフィーニ(Jose Altafini)氏が記録した14得点が最多だった。
レアルのラモスは「今日のレアルのサッカーは、世界中の人が認めるレベルに到達していたと思うし、2点を決められたのは夢のようだ」とコメントした。
「リスボンでの決勝は夢だった。もうずっと長い間待ち望んでたんだ」
レアルにとって唯一の誤算は、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)が前半にバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)に対するファウルで警告をもらい、決勝戦は出場停止になったことだった。
それでもこのバイエルン戦がレアルにとって歴史的な勝利だったことは間違いなく、特にチームを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、ACミランを率いた時代の6回と合わせて、これでバイエルン戦の無敗を8試合に伸ばしている。
さらにアンチェロッティ監督は、これで4度目のチャンピオンズリーグ決勝を戦うことになり、これまでの最多記録に並んでいる。