【4月16日 AFP】米東部マサチューセッツ(Massachusetts)州で3人が死亡、260人余りが負傷した2013年4月15日のボストン・マラソン(Boston Marathon)爆破事件から丸1年となった15日、現場近くのハインズ・コンベンション・センター(Hynes Convention Center)で犠牲者の追悼式典が行われた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)副大統領は感情と熱意を込めた追悼の辞の中で、今月21日に開催される今年のボストン・マラソンでは「全世界だけでなく、テロリストらに対し、私たちは決して屈服や萎縮はしない」というメッセージを送ることになるだろうと述べた。「アメリカは決して身を引かない。私たちはボストン、そしてアメリカだ。私たちは応戦し、持ちこたえ、打ち勝つ。ゴールは私たちのものだ」

 爆発が起きたゴール付近では雨の中、バイデン氏とデバル・パトリック(Deval Patrick)マサチューセッツ州知事が出席して国旗掲揚式が行われた。

 1897年から続くボストン・マラソンの主催者は今年、例年の2万7000人より数千人多く、1996年の100周年大会で記録された同大会史上最多の3万8708人に迫る3万6000人の参加登録を受け付けた。(c)AFP