パイレーツが開幕戦サヨナラ勝ち、初の拡大ビデオ判定も
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【4月1日 AFP】14MLBは31日、各地で試合が行われ、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)は、延長10回裏に先頭打者のニール・ウォーカー(Neil Walker)がサヨナラ本塁打を放ち、1-0でシカゴ・カブス(Chicago Cubs)に勝利した。
本拠地PNCパーク(PNC Park)に史上最多記録となる3万9833人が詰めかける中、ウォーカーはフルカウントの場面で、カブスのカルロス・ビラヌエバ(Carlos Villanueva)から外野スタンドにボールをたたき込んだ。
このホームランで勝利投手となったブライアン・モリス(Bryan Morris)は、10回表に一死から安打を許したが、このあと走者をけん制アウトに仕留めた。このプレーはこの試合2度目となったビデオ判定により、パイレーツの主張が認められたものとなった。
パイレーツのクリント・ハードル(Clint Hurdle)監督は、 エミリオ・ボニファシオ(Emilio Bonifacio)が当初セーフと判定されたことに対して「チャレンジ」の権利を求めた。そしてニューヨーク(New York)ビデオ担当者との協議が行われた結果、判定が覆った。
5回にカブスが先制点のチャンスをつかんだ時に行われた1度目の拡大ビデオ判定は、米球界史上最初の事例となった。
先頭打者のネイト・シーアホルツ(Nate Schierholtz)が安打を放ち、ダーウィン・バーニー(Darwin Barney)が四球を選ぶと、ジェフ・サマージャ(Jeff Samardzija)が走者を送るバントを仕掛けた。しかし、フランシスコ・リリアーノ(Francisco Liriano)がマウンドから駆け下りて打球をつかみ三塁へ投げて一死としたあと、ペドロ・アルバレス(Pedro Alvarez)が一塁へ送球して併殺を完成させた。
カブスのリック・レンテリア(Rick Renteria)監督は、一塁塁審ボブ・デービッドソン(Bob Davidson)の微妙な判定に抗議し、チャレンジ権を行使。ビデオ判定が2分間にわたって行われたが、デービッドソン塁審の判定は変わらなかった。(c)AFP