【11月13日 AFP】米大リーグ(MLB)2013年シーズンの最優秀監督が12日に発表され、ナ・リーグはピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)を1992年以来となるプレーオフに導いたクリント・ハードル(Clint Hurdle)監督、ア・リーグはクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)のテリー・フランコナ(Terry Francona)監督が記者投票でそれぞれ選出された。

 フランコナ監督率いるインディアンスは、レギュラーシーズン最後の10試合で全勝を挙げてプレーオフに進出した。インディアンスの指揮官で同賞を受賞するのは2007年シーズンのエリック ・ウェッジ(Eric Wedge)氏以来。

 フランコナ監督は、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)でチームを1918年以来となるワールドシリーズ制覇に導いた2004年や2007年に同賞を受賞していない。

 一方、ハードル監督は、パイレーツの指揮官としては1992年のジム・リーランド(Jim Leyland)氏以来となる受賞を飾った。今季、ハードル監督就任3年目を迎えたパイレーツは94勝を挙げ、2011年シーズン以降の戦績は245勝241敗となっている。

 ハードル監督は、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のデール・スウェイム(Dale Sveum)前監督と並び、今季MLB最多となる6度の退場処分を受けたが、その熱意で若いチームをもり立てた。

 若手選手が指揮官に自信を植え付けられるとチームは徐々に成績を出すようになり、約20年ぶりに最後までファンからの声援を受けた。(c)AFP