【3月28日 Relaxnews】旅行者が選ぶ世界最高の空港に、シンガポール・チャンギ国際空港(Changi Airport、シンガポール空港)が2年連続で選ばれた。屋上のトロピカル庭園や映画館、ジェットバス、無料の足マッサージなどが国際便の利用者から高く評価された。

 今年の「世界空港アワード(World Airport Awards)」では、世界410か所のハブ空港について搭乗・到着手続き、乗り継ぎ、買い物、安全面、税関、出国など39項目を110か国・地域の旅行者1285万人が評価し投票した。

 シンガポール空港が1位に輝き、世界中の旅行者を魅了した理由は明確だ。同空港は、ただ移動のため訪れる場所ではなく、空の旅に付きもののストレスを解消するさまざまな工夫が設計に組み込まれているのだ。

 空港内には5つの庭園があり、それぞれチョウ、竹林、蘭、シダ、そしてサボテンとヒマワリの咲く屋上庭園と、異なるテーマでアレンジされている。

 子ども連れの家族や疲れを知らない若者たち向けには、エンターテインメントデッキがお勧めだ。「Xbox 360」や「プレイステーション(PlayStation)」などのゲームで遊んだり、映画を見たりできるほか、航空ギャラリーや体を動かせる遊び場もある。

 少しお金を出せば、バリ島風のプールやジェットバスなども利用可能だ。熱帯雨林ラウンジでひと眠りしたり、小さな個室を借りて休憩したりもできる。

 乗り継ぎ時間が5時間以上ある場合は、空港が提供する無料の2時間市内観光ツアーも楽しめる。狭い機内シートの圧迫や空港内を歩き回ったせいで足が疲れたなら、無料のフットマッサージも用意されている。

 今年の「世界空港アワード」の2位~5位は、韓国ソウル(Seoul)の仁川国際空港(Incheon International Airport)、ドイツのミュンヘン国際空港(Munich Airport)、香港国際空港(Hong Kong International Airport)、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)のスキポール空港(Schiphol Airport)となった。(c)Relaxnews/AFPBB News