【5月21日 Relaxnews】アラブ首長国連邦のアブダビ国際空港(Abu Dhabi International Airport)を経由する疲れた乗客は、完全にプライベートな空間で体を横にして次のフライトの時間まで休めるようになった。フィンランドでデザインされたスリーピング・ポッド「ゴー・スリープ(GoSleep)」が設置されたからだ。

 第1ターミナルと第3ターミナルに10 台設置されたゴー・スリープの中に入ってスライド式のカバーを閉じれば、スーツケースの滑る音や足音、空港アナウンス、蛍光灯の光など、ポッドの外の喧騒をシャットアウトして完全にプライベートな空間になる。

 インターネット接続や荷物の保管場所、ノートパソコンや携帯電話などの電子機器の充電ステーションなどを追加するアップグレードも計画されている。年内にさらに35台の設置が予定されている。ポッドの利用料金は、1時間当たり45ディルハム(約1300円)。

 アブダビ国際空港は世界初のサービスだとしているが、ドバイ国際空港(Dubai Airport)も2011年に疲れた乗客にひと時の休息を提供する同様の個室型ボックス「スヌーズ・キューブ(SnoozeCube)」を導入している。

 英国の調査会社「スカイトラックス(Skytrax)」による2013年の世界空港ランキングでトップに輝いたシンガポールのチャンギ国際空港(Changi International Airport)では、5時間以上の乗り継ぎ時間のある乗客に、屋上の熱帯庭園や映画館、無料のフットマッサージ、無料市街地ツアーを提供している。(c)Relaxnews/AFPBB News