【3月28日 AFP】米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は27日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王と初めて会談した。オバマ氏は法王に対する称賛の意を表し、米国訪問を招請した。その一方で教会側からは、オバマ氏の医療保険制度改革法(通称オバマケア、Obamacare)に盛り込まれた避妊関連条項について苦言を呈された形となった。

 オバマ氏は、法王が示す貧しい人々に対する思いやりのメッセージに「非常に感動している」と述べ、法王との会談では主に「拡大する格差」に対処することと「共感」を示すことの必要性について話し合ったと明かした。

 法王との会談後にイタリアのマッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)首相と開いた合同記者会見でオバマ大統領は、「聖下(法王の尊称)には人々に目を開かせる力がある」と語った。さらに法王が、強制送還によって分断され「日陰者の暮らし」を余儀なくされている家族らの窮状を強く訴えたことを受けて、米国での移民政策改革の「好機」になるという考えを示した。

 一方バチカン(ローマ法王庁)は短い声明を出し、両者は「信教の自由、生存、良心的兵役拒否の各権利の行使」について話し合ったと発表した。具体的には、オバマ氏の「医療費負担適正化法(Affordable Care Act)」を指したものとみられる。