【3月22日 AFP】コンドームメーカーのデュレックス(Durex)は中国の顧客とのコミュニケーションに、中国生まれの無料メッセージアプリ「微信(ウェイシン、英語名 WeChat)」を活用している。

 微信は、中国のインターネット大手テンセント(Tencent、騰訊)が開発したプラットフォーム。米交流サイト(SNS)大手フェイスブック(Facebook)が190億ドル(約1兆9000億円)で買収すると先月発表した携帯端末向けメッセージングサービス「WhatsApp(ワッツアップ)」と似ているが、ワッツアップよりも用途が広い。

 スマートフォン(多機能携帯電話)からテキストや写真、動画、ボイスメッセージを送ることができるほか、端末を振ることでユーザー同士が相手を見つけたり(デートで相手を見つける一般的なテクニックになっている)、タクシーを呼び出して運賃を支払ったりすることも可能だ。

 微信の人気は個人にとどまらず、企業や政府機関にも利用が広がっている。キャンペーンを行っていたデュレックスは微信で、20万人のフォロワーに「ラブストーリーを送って」とメッセージを送信した。