【3月21日 AFP】トルコで20日夜、マイクロブログのツイッター(Twitter)のサービスが遮断された。その数時間前にレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が、ツイッターを「一掃する」と宣言していた。

 トルコでは、エルドアン首相周辺の汚職疑惑に関連する暴露情報がツイッターを始めとするソーシャルメディアで拡散され、政権を揺るがしている。

 国営アナトリア(Anatolia)通信は、違法と判断されたリンクを削除するよう裁判所が何度も命じたがツイッター側が応じなかったため、当局が「技術的にツイッターへのアクセスを遮断した」と伝えた。

 一方、ツイッターは公式アカウント「@policy」でトルコ国内のユーザーに対し、携帯電話のテキストサービスを使って投稿すれば遮断を回避できると説明している。

 ツイッターのアクセス制限に先立ち、エルドアン首相は今月30日に予定されている地方議会選挙に向けた集会で行った応援演説の中で、トルコ国内ではツイッターに一切アクセスできないようにすると宣言。「われわれはツイッターを一掃する。国際社会がどう言おうが、私は気にしない」と述べていた。