■ブラジルが抱える2つの不安要素

 新天地のFCバルセロナ(FC Barcelona)が移籍金に関して不正な税金の処理を行ったして、チーム加入早々に法的な問題に巻き込まれたネイマールは、フレッジとともに昨年のコンフェデ杯決勝でスペインを破っている。

 スコラーリ監督は、この時と同じ先発メンバー11人を起用するとみられているが、2つの大きな不安要素がチームに影を落としている。

 1つ目は、昨季イングランド・プレミアリーグから降格したクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)で苦しい時期を過ごした34歳のセザールだ。

 スコラーリ監督は、けががない限りセザールを先発で起用する意向を示しているが、今年2月に米メジャーリーグサッカー(MLS)のトロントFC(Toronto FC)に期限付き移籍を果たすまで、セザールはQPRでベンチを温め続けていた。

 ボタフォゴFR(Botafogo FR)で安定した活躍を見せるジェフェルソン(Jefferson de Oliveira Galvao)がセザールに代わるGKとなるが、ブラジル代表としてはこれまで親善試合9試合にしか出場していない。

 そしてもう1つが、フレッジの状態だ。フレッジはハムストリングを痛め、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のフルミネンセ(Fluminense)でほとんどピッチに立てておらず、その後もけがの再発が復帰の妨げになっていた。

 ブラジル生まれのストライカー、ジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)は母国を離れ、スペイン代表としてプレーすることを選んだ。これを受けてスコラーリ監督は、フレッジにブラジルの9番を背負わせることを決断したという。

 スコラーリ監督はフレッジについて、「彼はいい選手だ、素晴らしい人材であり、リーダーだよ」とコメントし、かつてマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属し、コンフェデ杯で2得点を記録したジョー(Joao Alves de Assis Silva ' Jo')を控えに考えている。