【2月22日 AFP】北朝鮮外務省報道官は21日、国連(UN)の特別委員会が17日に公表した北朝鮮の人権状況に関する報告書を「全面排撃する」と述べた。国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)が22日、報じた。

 同報道官は、国連の特別委員会は米国とその「追従勢力」が昨年でっち上げたもので北朝鮮はその存在さえ認めていなかったと述べるとともに、報告書は敵対勢力や脱北者、北朝鮮での処罰を逃れるために逃亡した犯罪者などからの資料を基に捏造(ねつぞう)されたものだと主張した。

 さらに同報道官は、侵略と干渉によって罪のない多くの人を殺し、自国のみならず外国の国民に対する違法な盗聴を組織的に実行している米国こそ、最悪の人権侵害国だと主張した。(c)AFP