金妍児は「私は最終滑走だったので、他の選手の演技を見ることができず結果も予測できませんでした。でも、ミスなく滑り終えることができて安心しました」と語った。

「いろいろな感情が湧いてきました。その中でも1番大きかったのが、終わってほっとしたということです」

 19日のショートプログラム(SP)が終わった時点で、2位以下との得点差でわずかに上回り首位に立った金妍児は、その後のFSを終えて点数の差異に驚いたかという質問に対しても、それはジャッジが決めることだと冷静に反応した。

「スコアはジャッジがつけているので、私が口出しすることではありません。言ったところでなにも変わりませんから」

 金妍児は「私にとっては、五輪に参加したことに大きな意味があるのです」という。