プルシェンコは2013年に腰の手術を受けた。この最後の手術を含め、プルシェンコはここ数年で合計12回、腰と膝の手術を行っている。

 ロシアには五輪の男子シングルの出場枠が1つしかなく、またプルシェンコの棄権が負傷によるものであったことから、早めに伝えていれば補欠選手の出場は認められた可能性が高いが、選手交代の受け付けは10日に締め切られていた。

 もしそれまでに棄権を伝え、別の選手に交代していれば、例えばロシア選手権を制した18歳のマキシム・コフトゥン(Maxim Kovtun)が五輪に出場できた可能性はあった。

 コフトゥンは欧州選手権での成績が振るわず、その結果を受けて、ロシアからはプルシェンコが4度目の五輪を戦うことが決まっていた。(c)AFP/Emmeline MOORE