【2月12日 AFP】ソチ冬季五輪で初採用となったスキージャンプ女子に出場した高梨沙羅(Sara Takanashi)は、メダルを逃した11日の試合を振り返り、何が悪かったのかを手探りしている。

 今季のW杯で総合首位に立つ17歳の高梨は、2シーズン続けて表彰台を独占し、今大会のメダル確実ともいわれていたが、予期せぬ結果で4位に終わった。

 昨季のW杯で総合優勝を飾った高梨は、「やはりどこか違うところがあるなと感じました…。こわばっていつもの切れがなかった」と語った。

「平常心を保っていたつもりでしたが、何かが違っていました。メンタルの弱さだと思います。集中するべきときにできなかった、もっと経験が必要です」

 今季W杯13戦中10勝を収めた高梨が、ジャンプ女子の金メダル第1号を獲得することを誰もが期待していた。

 しかし、1回目のジャンプで3位につけた高梨は最終的に点差を埋められず、W杯総合2位のドイツのカリナ・フォクト(Carina Vogt)が優勝を飾ると、オーストリアのダニエラ・イラシュコ・シュトルツ(Daniela Iraschko-Stolz)が銀メダル、フランスのコリン・マテル(Coline Mattel)が銅メダルをそれぞれ獲得した。