【2月11日 AFP】男子テニスのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)は11日、錦織圭(Kei Nishikori)が四大大会(グランドスラム)で優勝を狙えるところまで成長したと評価した。

 3月にBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)を控え、ヒューイットは世界ランキング16位の錦織について、グランドスラムの男子シングルスでアジア人初の王者に輝く可能性があるとの見解を示した。

 元世界ランキング1位で32歳のヒューイットは、自身が優勝した1月のブリスベーン国際(Brisbane International 2014)の準決勝で、24歳の錦織を3セットの末に破ったが、同選手について「本当に実力をつけた」と語った。

 錦織は現在、全仏オープン(French Open)制覇の経歴を持つ元プレーヤーのマイケル・チャン(Michael Chang、米国)氏をコーチとして迎えている。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)男子シングルス4回戦で、錦織が第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を追い詰めた試合について、ヒューイットは、グランドスラムにおける錦織の最高のパフォーマンスだったと評価した。

「現在、アジアの選手をけん引しているのは、明らかに錦織だ。彼が将来、グランドスラムで優勝するチャンスは大いにある」

「昨年あたりから、彼はメジャー大会でも5セットを戦える実力をつけてきた。だから、おそらく(グランドスラム制覇の)可能性は高い。それに現時点で、彼はどの種類のコートでも戦える実力を持っていると言える」

(c)AFP