そしてロシア王者のコフトゥンが今年1月、ブダペスト(Budapest)で行われた欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2014)で5位に沈んだことで、プルシェンコにとってのシングル出場の扉は開かれた。

 またプルシェンコは、ロシアの五輪チームがモスクワ(Moscow)近郊のノヴォゴルスク(Novogorsk)で行ったテストで上々の滑りを披露し、ロシアフィギュアスケート連盟(Figure Skating Federation of RussiaFSFR)の幹部に好印象を与えた。そのことも、連盟が出場選手を決める上で重要な要素となった。

 プルシェンコは五輪へ向けた準備はできていると語り、あとはほんの少し仕上げをするだけで、プログラムは完璧になると続けた。

「フリースケーティングに必要だった変化は、ロシア選手権の後にすべて加えた。後はちょっとしたニュアンスの部分を微調整するだけだ」

(c)AFP/Alexandre FEDORETS