■月300万～1000万の「配偶者予算」

 仏週刊誌「VSD」の調べによれば、現ファーストレディーのトリルベレールさんには、大統領の配偶者向け予算として国費から月額1万9742ユーロ（約280万円）が支払われている。これは、カーラ・ブルーニ・サルコジ（Carla Bruni Sarkozy）前大統領夫人の月額6万ユーロ（約850万円）、ベルナデット・シラク（Bernadette Chirac）元大統領夫人の同8万ユーロ（約1130万円）をかなり下回る。

 公務による大統領の外国訪問に同行した場合の旅費も、国が負担する。

 オランド大統領は14日の記者会見で、不倫スキャンダルに関するコメントは拒否した一方、大統領のパートナー予算の内容を明らかにし、その経費削減のためにも透明性が必要だと語った。