【6月9日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領の妻カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さん(40)について、フランス国民の3分の2が好感を持ち、過半数がファーストレディとしての役割と歌手としての仕事は両立できると考えていることが、フランス世論研究所(IFOP)の電話調査で明らかになった。1005人を対象に実施されたこの調査の結果は、8日発行の仏週間紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Journal du Dimanche)に掲載された。

 一方、35%がカーラさんの「熱狂的支持者」ではなく、42%が「ファーストレディでいる間は歌手としての仕事は放棄すべきだ」と考えていることも判明している。

 また、元モデルの歌手で3か月の交際期間を経て大統領と結婚しメディアに取り上げられることも多いカーラさんについて、64%の人が「世界に対してフランスの良い代表になっている」と答えている。

 さらに60%が「カーラさんはフランスのファーストレディとしての役割に新たな息吹を吹き込んでいる」、52%が「カーラさんは大統領に良い影響を与えている」と回答した。

 こうした半面、大統領に関しては64%が「サルコジ大統領には不満」と答えている。大統領の人気は、国民が生活費上昇に不安を抱き離婚再婚騒動に嫌気がさしたことから、2008年初めから急落。5月には35%まで支持率が下がった。

 前週発売されたフランス人ジャーナリスト2人によるカーラさんの告白本『Carla and Nicolas, the True Story(カーラとニコラ、真実のストーリー)』の中で、カーラさんは、「仕事を変えるつもりはないが、夫が大統領である間はコンサートは行わない」と語っている。

 14曲が収録され、ほとんどを自らが作詞作曲したカーラさんの3枚目のアルバムは7月21日にリリースされる。(c)AFP