ジャンプ男子日本代表、平常心でソチ五輪へ 狙うは団体「金」
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■金メダルの夢
横川HCから見ても、日本の選手がトーマス・モルゲンシュテルン(Thomas Morgenstern)のような一流と肩を並べるには、道のりはまだ長い。
「日本の選手にパワーはさほどありませんが、優れた技術を持っています。しかし、繊細で周囲の影響を受けやすい。そこがわれわれの長所でもあり弱点でもあります」
空中でジャンプの調整がよりできる日本の選手は、天候条件が悪くなると途端に不安定になる。これもまた、現在はメダルうんぬんよりも、内容の改善に集中している理由の1つと言える。
昨年12月のリレハンメル(Lillehammer)での個人第3戦で、2位に入った25歳の竹内択(Taku Takeuchi)にとっても、ソチでの目標は「メダルは取りたいけど、まずは自分のジャンプをすること。それがすごく重要です」と明確だ。
竹内もメンバーだった日本の混合団体は、昨年のノルディックスキー世界選手権(Nordic World Ski Championships 2013)で金メダルを獲得しており、ソチ五輪でも日本のジャンプ男子にとっては、団体戦が最もメダル獲得の可能性が高い種目となる。
個人戦では竹内、葛西、さらに2012年のW杯総合順位で4位に入った伊東大貴(Daiki Ito)に、1998年の長野五輪以来となるスキージャンプでのメダル獲得の期待がかかる。
葛西はAFPに対し、「僕には経験があります。精神的にも肉体的にも状態は良いし、スピードも出てますよ」と語った。
陽気な葛西は1月に10年ぶりとなるW杯優勝、さらに権威あるジャンプ週間総合5位入賞を果たし、ロシア入りを控え勢いに乗っている。
現役生活25シーズン目を迎えている葛西だが、熱意は子どもの頃のまま変わらず、引退の考えは頭をよぎったこともないという。
「金メダルを何個も取りたい。金を取ったことがないというのが、僕のモチベーションになってるんです」
「ソチで勝つこと。それが僕の夢です」
(c)AFP/Sim Sim WISSGOTT