二輪の総合順位では、KTMのマルク・コマ(Marc Coma)が首位を維持し、38分以上遅れてこの日勝利したバレダ・ボートが2位につけている。1時間15分以上遅れた3位にはKTMのジョルディ・ビラドムス(Jordi Viladoms)が入り、上位はスペインの選手が独占した。

 四輪部門でステージを制したサインツだが、総合順位では上位と大きく差をつけられており、首位から約2時間遅れの6位となっている。

 トップはミニ(MINI)のホアン・ナニ・ロマ(Joan Nani Roma、スペイン)で、これに同じくミニのステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)、トヨタ(Toyota)のジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)が続いている。

 ミニのナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)とペテランセルに大差をつけて自身27度目となるダカールラリーのステージ優勝を飾ったサインツだが、この日のレース中に現地の野生動物に詳しくなったと話している。

「道を見つけることはそれほど難しくなかったけれど、道を開いていくことは簡単ではなかった。2回もラマの群れと遭遇して急ブレーキをかけなければならず、おかげで慎重に運転するしかなかったよ」

(c)AFP