投票所に火炎瓶、バングラデシュ総選挙で死者18人
このニュースをシェア
【1月6日 AFP】5日に投票が行われたバングラデシュの総選挙で、選挙に反対する数千人の人々が投票所に火炎瓶を投げ込むなどして、少なくとも18人が死亡した。野党は選挙をボイコットしており、与党アワミ連盟(Awami League)が勝利を確実にしている。
警察によると、デモ隊は投票を妨害しようと、200か所以上の投票所に放火し、投票用紙を奪って燃やすなどし、警察はデモ隊に向けて発砲した。死者のうち2人は北部地域の投票所の警護中に撲殺されたが、他のほとんどは野党支持者だという。
選挙結果は、300議席のうち、アワミ連盟と同連盟系の153候補者が無投票当選となっており、アワミ連盟の勝利は確実。残りの議席のうち、結果が出ているのは108議席で、うち81選挙区でアワミ連盟が勝利、残る27選挙区は連盟系候補や無所属候補が取っている。
しかし、野党バングラデシュ民族主義党(Bangladesh Nationalist Party、BNP)は選挙を「茶番」と非難。選挙管理委員は、投票率が低かったことを認めている。
警察は暴動による死者の数を18人としているが、野党は支持者22人が死亡したとしている。
アワミ連盟は、暴力を指揮したとしてBNPを非難、同党党首を事実上の自宅軟禁に置いている。
一方、BNPは選挙前、シェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相に対し、票操作を防ぐため、中立的な選挙管理内閣の選挙前の組閣という、過去に実施されていた制度の再実施を要求していた。(c)AFP/Kamrul Hasan Khan