【12月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグは26日、第18節の試合が各地で行われ、アーセナル(Arsenal)は3-1でウェストハム(West Ham)に勝利した。

 セオ・ウォルコット(Theo Walcott)が2得点を挙げる活躍を見せたアーセナルは、この勝利で首位を奪還した。

 アーセナルは前半に何度か得点のチャンスを掴むが生かせず、さらには折り返し直後の後半1分にGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)がケヴィン・ノーラン(Kevin Nolan)のシュートを止めるために弾いたこぼれ球を、カールトン・コール(Carlton Cole)に押し込まれ、ウェストハムに先制を許した。

 しかし後半23分にウォルコットは低いシュートでウェストハムのGKアドリアン(Adrian)を破って試合をふりだしに戻すと、そのわずか3分後には交代で入ったルーカス・ポドルスキー(Lukas Podolski)からのクロスに頭で合わせ、逆転に成功した。

 同34分には、8月にハムストリングのけがから離脱後、初の出場を遂げたポドルスキーがオリビエ・ジルー(Olivier Giroud)のレイオフパスからゴール。自らの復帰戦に華をそえた。

「前半はチャンスを生かすことができなかったが、後半にはとてもよく反応した。最終的には納得のいく形で勝利を挙げることができた」と試合後、アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は語った。

「われわれは常にいい成績を残そうと集中している。チームのそういう特徴について誇りに思うよ」

 この勝利により、アーセナルはリバプール(Liverpool FC)から首位を奪還し、両チームの差を勝ち点3に広げた。一方のウェストハムは最下位から2番目に後退した。(c)AFP/Tom WILLIAMS