【12月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグ第18節、ハル・シティ(Hull City)戦を26日に控えるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、年末年始の厳しい戦いに向け、チームの準備が整っていると確信している。

 ユナイテッドは、エバートン(Everton)とニューカッスル(Newcastle United)を相手に本拠地で連敗を喫したものの、その後は公式戦4連勝と立ち直りつつある。

 ユナイテッドには、クリスマス明けから2戦連続の敵地での試合が控えており、KCスタジアム(KC Stadium)でのハル・シティ戦の後は、ノリッジ・シティ(Norwich City)への遠征が待っている。

 その後は来年1月1日にトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と対戦するという日程について、モイーズ監督は理想的ではないことを認めつつ、チームにはここを乗り越える力があるとの自信を深めている。

 8位という順位でハル・シティ戦を迎えるモイーズ監督は、「アウェーの試合は、いつだってホームと比べてはるかに難しい。正しく仕事に臨み、確実にやり遂げる必要がある」とコメントした。

「今季はホームよりもアウェーで非常に上手くやれているから、アウェーでの好調をここでも続けて、できれば複数勝ち点を持ち帰れるようにしたい」

「ここ1か月はメンバーを固定して戦わなければならない感じだったし、シーズンの大半がお手上げのような状態だった」

「しかし、ユナイテッドの選手は全員がそういったことに慣れている。この先の何試合かが楽しみだ。今はメンバーにも厚みがあるから、この期間は全員に出場機会があるだろう」

 監督は、太ももを痛めているロビン・ファン・ペルシー(Robin van Persie)と、アキレス腱に問題を抱えるマイケル・キャリック(Michael Carrick)が、近々復帰する可能性を示唆している。

 主将のネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)はすでに体調不良とふくらはぎの故障から回復しており、3-1で勝利した前週のウェストハム(West Ham United)戦で膝を痛めたダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)も、出場に問題はない。

 しかしながら、手首の手術を受けたMFのマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)は、6週間離脱することとなっている。

 一方、スティーブ・ブルース(Steve Bruce)監督率いるハル・シティは、今季の本拠地でのリーグ戦8試合で3失点しか喫しておらず、これを受けてモイーズ監督も、ハルは決して簡単な相手にはならないと考えている。

「ハルのホームでの成績は素晴らしい。大量点を取るか無失点で切り抜けるか、そのどちらかが必要になるだろう」

「向こうがすでに土台を固めて、簡単には負けないチームになっているのであれば、少量でもいいからゴールを決めて勝とうとするだろう。厳しい試合になることが予想される」